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2018.11.29

弊社が研究開発中の脂肪組織間葉系幹細胞から製造した血小板に関する論文が米国血液学会誌Bloodで発表

慶應義塾大学医学部・臨床研究推進センターの特任准教授であり、当社取締役の松原由美子らの論文(タイトル:Unique megakaryocytes and platelets from novel human adipose-derived mesenchymal stem cell line)が11月28日、米国血液学会(The American Society of Hematology: ASH)の刊行学術誌であるBlood誌に掲載され、同時にASHよりその紹介記事がプレスリリース*として発表されました。本研究のポイントは、1)皮下脂肪組織から血小板へ分化する間葉系幹細胞株(ASCL)を樹立する方法を確立したこと、2)ASCLから製造される血小板(ASCL-PLC)が献血者由来の血小板の性質と間葉系幹細胞に特有の性質を併せ持つことです。ASCL-PLCの製造技術は、外から遺伝子導入を行う必要がないため、簡易かつ、安全性が高いという優れた特徴を持っており、ASCL-PLCは献血者由来の血小板の課題を克服できるものと考えています。

*米国血液学会プレスリリース; http://www.hematology.org/Newsroom/Press-Releases/2018/9169.aspx

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