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2025.09.05

AMEDの創薬ベンチャーエコシステム強化事業の中間評価が完了-次ステージに移行―

AdipoSeedsでは、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の令和6年度 「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」において、当社が提案しました「ヒト脂肪細胞由来血小板様細胞(ASCL-PLC)の難治皮膚潰瘍治療に対する他家(同種)再生医療等製品としての開発」が採択されており、ヒト脂肪組織由来血小板様細胞(ASCL-PLC、開発コードADS-01)の難治性皮膚潰瘍治療を対象とした開発を進めております。

 

このたび、AMEDの中間評価の結果、「ステージゲート通過」との評価結果が得られ、次ステージである2025年10月から2026年9月までの1年間の補助金の交付が決定しました。

 

既存ステージのマイルストーンであった独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に計画どおりに「治験開始届の提出済であり、30日間の調査期間も完了していることに加えて、治験製品製造の技術移管や毒性試験も順調に進捗していること、探索的治験を実施する医療機関が選定済であるなど実効性が高いと評価されたものであります[*1]。

 

ヒト脂肪組織由来血小板様細胞(ASCL-PLC)の難治性皮膚潰瘍治療を対象とした開発を進めるにあたっては、慶應義塾大学病院において臨床研究を実施済であり、その成果は、Regenerative Therapy(Volume 30, December 2025, Pages 606-615[*2])に掲載されており、ASCL-PLC の安全性に関して特段の懸念は認められないこと、また、投与から 12 週後までに潰瘍が完全閉鎖するなど一定の有効性が認められることが示されております。

 

当社では、難治性皮膚潰瘍治療を対象としたADS-01の国内第 I/II 相試験を速やかに開始できるよう準備を進めてまいります。

 

(*1)AMEDからの中間評価(ステージゲート評価)の結果については、以下のサイトに公開されております。

 

令和7年度「創薬ベンチャーエコシステム強化事業(創薬ベンチャー公募)」中間評価(ステージゲート評価)(2)の結果について

 

(*2)  学校法人慶應義塾と共同で実施した「難治性皮膚潰瘍を対象とした間葉系幹細胞由来血小板様細胞 (ASCL-PLC)の探索的臨床試験」の研究成果に関する論文は、以下のサイトに公開されております。

 

Regenerative Therapy(Volume 30, December 2025, Pages 606-615)

 

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